研修

TRAINING

知識とスキルを身につけ、経験を積める環境を整えています。
サブスペシャルティ専門医の先生たちから学ぶことができます。

TRAINING
Cせんぱい

東京医科大学出身

家族といっしょに海外留学

Deciding Factor

当教室に入局した決め手

初期研修で小児科をラウンドした際に入局を決めました。他の診療科では来診時にある程度臓器が想定されているのに対し、小児科では全身の中からどこが原因なのかを探ったりと、全身を診れることが面白いだろうと思ったからです。そして何より、子どもたちの無条件な可愛さとピュアだと思ったからですね(笑)。
当教室の魅力は先生方にもありました。どの先生も常に勉強する姿勢をもち、雰囲気がとても魅力的でした。また、飲み会にお子さんを連れて来られているママさん医師たちがいて、そのアットホームな雰囲気にも惹かれました。

この診療科で働く魅力

一言で言い表せない魅力がありますね。

まず、未来ある子どもたちの命の手助けができることが魅力です。具合を悪くして入院してきた子どもたちが元気になって退院時に見せる笑顔や、外来の際に感じられる成長には嬉しさとやりがいを感じます。また、診断から治療まで臓器問わず全て自分たちで行えるところや、患者さんを様々な角度から複合的に診られるところに面白さを感じています。

日々の業務やチームの雰囲気

病棟業務を中心に外来も担当し、研修医の先生や学生さんたちの指導も行っております。学生さんたちからの疑問は、自分が当たり前にやっていたことを改めて考え直す良い機会となっています。現在は海外留学中で研究がメインとなっています。

当教室の雰囲気は、先輩、後輩関係なく忖度なく自分の意見を言え、しっかりと話し合い、共に考えることができる最高の環境です。困ったときも迷ったときも、孤独を感じることはありません。また、保育園のお迎えなどで早めに帰らなければならない時も、先生方が快くフォローしてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

成長と学び

この診療科で働く中で、全ての患者さんに対して主体性を持って考え、自ら調べる姿勢が身についてきました。
研修プログラムでは、様々な病院での学びの機会をいただいています。一つの大学病院だけではなかなか経験できない専門性の高い疾患から地域医療まで、幅広いジャンルの小児医療を研修することができます。私は小児消化器分野を専門にしたいと考えており、内視鏡センターでカメラの練習をさせていただく機会もありました。

これからは一般小児医療の知識をさらに深めながら、専門性も持った医師になることを目指しています。

海外留学について

小さい頃、医師である父の留学に一緒について行った楽しい思い出が忘れられず、いつか私も留学したいという希望を抱いていました。そして、主人の留学が決まったことをきっかけに、私も家族揃って渡米する機会に恵まれました。現在はアメリカの小児消化器科にて、小児消化器疾患についての研究や論文化に力を入れつつ、東京医科大学の大学院にも在籍し、リモートで授業を受けています。

アメリカの医療現場では、驚くことや違いが沢山あります。
最新の技術や薬剤を導入していることはもちろん、診療の特徴にも違いがあります。まず診療時間が一人あたり30分ほどだったのが驚きでした。じっくりと時間をかけ、子どもたちに対してトラウマとならないよう、麻酔のかけ方一つにしても細心の注意を払い、細やかな配慮やご家族への丁寧な説明など行っております。もちろん日本とアメリカでは医療費がそもそも違うので、それに伴った診療だと思います。例えば採血一つにしてもアメリカでは子どもとじっくり話し合い、親御さんにも最後まで子どもに付き添ってもらったりなど、高い医療費に見合った丁寧な対応がなされています。

もし海外留学を考えている方は、言語面が学習のスタートラインとなると思います。
私の住んでいるカリフォルニアでは英語を第一言語としていない人が40%もいます。つまり、周りも英語が母国語でないため「日本人だから話せない」は通じないのです。その中でも当たり前に公用語として英語は話されているので、最低限の言語力を身につけた上での海外留学をお勧めします。あとは、現実的ですが金銭面です。ご存知の通り物価が高いため、日本でいただいているお給料では物価が見合わないことが見越されます。しっかり貯めてから留学した方が良いと思います。

海外留学は、留学するまでのハードルが高く感じられると思いますが、実際行ってみると研究や診療での学びはもちろんのこと、家族と共に過ごす海外での生活も非常に充実しているので、ぜひ海外留学も視野に入れてみてください。

学生へのメッセージ

当教室で働く中で、常に学び続ける姿勢を身につけることができました。

これからのキャリアについては、特に女性医師にとって妊娠・出産・子育てによるブランクは大きな不安要素となりますが、小児科ではその経験がむしろプラスとなる数少ない診療科の一つだと実感しています。私自身も息子が2人いますが、子育てが仕事の勉強に自然となっております。

信念を持ちながらも、焦らず自分のペースで地道に向き合っていけば良いと思います。

子どもたちの成長をしっかりと見届けられることが小児科の魅力の一つだと思います。皆さんも、ぜひ私たちと一緒にこの喜びを分かち合えたらと思います。

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