
腎・泌尿器
GROUP
幅広いサブスペシャルティ領域のグループがあります。
各専門領域のスペシャリストと
安全かつ高度できめ細かい医療を提供しています。


腎・泌尿器


主な対象疾患
小児腎臓病疾患全般
この診療グループの強みや特徴
- 3歳児検尿・保育園検尿・学校検尿でひっかかった血尿や蛋白尿の症例を予約なしで診察しています。
- 妊娠中から気づかれていた腎奇形に、出産後すぐに対応できます。
- 侵襲のある腎生検を、本院麻酔科による全身麻酔を行い、安全に施行できます。
患者さんに対して心掛けているケアやサポート
よく話を聞くことです。
遺伝性の腎疾患の場合もあるので、疑われる場合は家族歴をよく聞くことを心掛けています。
現在行っている研究プロジェクト
- 小児感染症疾患・小児免疫疾患・小児腎臓病疾患における補体レクチン経路の研究―サイトカイン/ケモカイン、Mannose-Binding Lectin(MBL)、Ficolinの解析
- 小児CKD(chronic kidney disease:慢性腎臓病)における血中FGF23・Klotho・サイトカインの測定
この研究を通して目指していること
腎疾患の病態解明と新たな治療方法の検討
共同研究
- 東京都立小児総合医療センターを中心とした 本邦小児慢性腹膜透析療法の実態把握のための調査研究
- 神戸大学を中心とした アルポート症候群レジストリ研究
- 神戸大学を中心とした 小児ネフローゼ症候群の免疫学的機序、疾患関連遺伝子探索的研究
教育の中で特に強調しているポイント
- 学生に対しては、問診の取り方の重要性を強調しています。
- 研修医に対しては、丁寧な診察の仕方を強調しています。
今後の教育活動
看護師に対して小児腎臓疾患のレクチャーを行うことです。
診療グループで働く医師のキャリアパス
小児科専門医を取得したら、日本腎臓学会専門医をとるために症例報告や論文作成を行うように教育しています。
新人医師やスタッフに対して提供している支援や指導
リクエストに応じたレクチャーを随時行っています。
キャリアを進める上で、この診療グループで学べること
検診における検尿の見方を学ぶことができます。

胎児期・新生児期からの先天性水腎症、尿路感染症における腎盂腎炎・膀胱尿管逆流現象、3歳・保育園・学校検尿でひっかかった無症候性血尿・蛋白尿など、小児腎疾患の様々な病態に対する基本的な見方が学べます。
